「本文はすべて黒一色のつもりで作ったのに、見積もりを取ったらカラー料金になっていた」というお問い合わせを、実はよくいただきます。
画面で見る限りは間違いなく黒い文字、黒い写真。なのになぜカラー扱いになってしまうのか、今回はその理由と、簡単な直し方をご紹介します。
なぜ「黒に見える」のにカラー扱いになるのか
見た目が黒でも、データの中身はCMYKが混ざっていることがある
印刷用のデータは、C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(黒)の4色の組み合わせで色を表現しています。画面上で「黒っぽく」見えていても、実際にはC・M・Yがそれぞれ数十パーセントずつ含まれていて、K(黒)だけで作られているとは限りません。
たとえば「グレーに見える写真」や「Officeソフトで作った表・グラフ」などは、見た目が黒やグレーであっても、データの中身はCMYKすべてを使ったカラーデータになっているケースが多くあります。印刷会社側では、この中身を見て色数を判定するため、見た目に反してカラー料金になってしまうのです。
気づかないまま入稿すると、色の濁りの原因にも
見た目が黒でも中身がCMYK混在のデータは、料金だけでなく仕上がりにも影響します。C・M・Yがわずかに混ざっていることで、刷り上がりの黒がわずかに濁ったり、狙った通りの締まった黒にならないことがあります。
K一色(DeviceGray)に変換すれば解決します
こうした「見た目は黒だけど中身はカラー」という状態は、該当ページを黒一色のデータに正しく変換することで解決できます。
このツールでは、指定したページ(または自動検出したカラーページ)を、単色チャンネル(DeviceGray)画像として変換します。
見た目だけをグレーにする方法とは違い、データの構造そのものをK一色にするため、色の濁りを構造的に防げます。
ブラウザ内で処理が完結するため、データが外部サーバーに送信される心配もありません。
という形で、面倒な変換作業をその場で完結できます。
まとめ
「モノクロのつもりが見積もりでカラー扱いになった」というトラブルの多くは、データの中身がCMYK混在になっていることが原因です。該当ページをK一色に変換しておくだけで、料金面でも仕上がりの面でも安心して入稿いただけます。心当たりのある方は、ぜひ一度お試しください。
