抜刷について

抜き刷り・別冊作成をご希望のお客様へ
冊子印刷のご注文に際し、「特定のページだけを配布したい」「本編とは別に資料だけをまとめたい」といったご要望をいただくことがございます。当社では抜き刷りや別冊の作成にも対応しておりますが、ご注文前に以下の注意点をご確認ください。
抜刷加工はラインナップ外商品となります。ご希望のお客様はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
抜刷を作るうえで注意すること
ページ番号にご注意ください
1冊の中から数ページだけを抜粋して作成しますので、ページ番号が「25〜40」のように途中から始まります。
読む人によっては違和感を感じる方もおられますので、必要であればページ番号を振り直すといった工夫が必要です。
前後著者の内容が入らないよう注意
たとえばA先生の執筆ページが「1〜21P」、B先生の執筆が「22〜40P」の場合を想定してください。A先生の最終ページ(21P)の裏面に、B先生の先頭ページ(22P)が配置される状態となります。
この状態でB先生が抜刷を希望された際、22P〜40Pの内容が必要ですが、本冊用データをそのまま使用すると先頭ページにA先生の21P目が混入してしまいます。抜刷専用データを別途ご用意いただければ問題ありませんが、本冊用データを流用する場合は不要ページを隠す作業が発生します。
具体的には、表紙裏面にA先生のページ(21P目)を糊付けして隠す処理が必要となり、見栄えの悪化と追加の製本工程費用が発生いたします。
これらの問題を回避するため、本冊の各著者ページを必ず奇数ページから開始し、偶数ページで終了するよう構成していただくか、抜刷用の本文データを別途ご用意ください。
作りたい抜粋ページを明確に
全体のページからどのページを抜粋するのか明確な指示をいただく必要があります。
台割表(詳細確認、およびダウンロードはこちらから)をご用意しておりますので、「9ページから30ページまでを抜刷として20冊作成希望」といったように明確な指示が必要です。
抜刷用表紙データを別途ご用意ください
表紙は著者専用のもので作成することが一般的で、本冊とはページ数が異なるため、表紙の背幅も変わります。
抜刷ページ数に合った背幅で作成いただいたデータを別途ご用意ください。
本冊では複数人の著者がいるため、ページ数が多くなりがちですので、背文字(表紙背中のタイトル)が入るものが多いですが、部分を抜粋して作成する抜刷では、ページ数も少なく、薄い冊子になることが多いので、基本的に背文字はなく、論文タイトルと著者名だけで表紙を作られることが一般的です。
抜刷用の製本方法を選択可能
本冊は200ページで無線綴じ、抜刷は20ページのみであった場合など、無理に無線綴じにする必要はなく、中綴じで作成することも可能です。
また、本冊とは紙種を変えて作成することで、独自のカラーを演出することもできます。
抜刷・別冊Q&A
複数の著者がいる学会の論文集や、カタログの一部を単独で配布する際などによく利用されます。
違和感を感じられる方も多くおられます。あらたに「番号を振り直す」といった対応で解決できます。
必要に応じて「抜刷用データ」を改めて作成いただくと仕上がりが美しくなります。
マニュアルの「付録冊子」や「資料編」などが代表例です。
また、ページ数が少ない場合は、無線綴じよりも中綴じとして仕上げた方がコストを抑えられます。
ご希望に合わせて柔軟に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
部数や仕様によって最適な印刷方法(オンデマンド/軽オフセット)をご案内いたします。
「抜刷用」「別冊用」として、改めてデータをご用意いただくか、事前に当社へご相談ください。