ミシン加工について
切り取りたい箇所で用紙が切り取れる便利なミシン加工ですが、データ作成段階で注意する必要がありますので、必ずこちらのページをご確認いただき、お間違いがないかしっかりチェックいただきますようお願いいたします。
ミシン加工のルールについて
ミシン加工は無数に制限なくご選択いただくことはできません。
1枚(2ページ)あたりの上限本数は縦横合わせて3本まで、1冊の冊子に20枚の計40ページ分までが対応範囲となります。
ミシン加工ご依頼時のチェックリスト
- ミシン切り取り後、文章の欠けはありませんか?
- ミシン切り取り位置の目印作成は付け忘れていませんか?
- 冊子の綴じ部分から10㎜以上余白をあけていますか?
- 上質70kg以上の用紙を推奨しております。55kgですと簡単に破れる可能性がありますのでご注意ください。
- ミシン加工が同ページ内に複数本必要な場合、下図④のように各ミシン線は交差しますのでご注意ください。
余白と文字配置について
- ミシン加工をおこなう場合、冊子の綴じ部分から最低でも10㎜は空白が必要です。
- 空白の上に文字を置かないようにしてください。
- ミシン加工を行う場所に目印となる線を入れてください。
図①では空白は取ってあるものの、切り取り線内に本文文章が入っているため、切り取ってしまうと文章が読めなくなります。穴あけ加工同様、必ず切り取った後に文章が読めるように図②のようにデータを作成してください。
図①,②ともに周囲にトンボ(仕上げる際の目印)がありますが、仕上げトンボとは別にミシン加工をおこなう場所にも必ず目印となる線を入れてください。
ジャンプミシンとスリッターミシンについて
- 途中で折れ曲がるようなミシン(ジャンプミシン)は対応不可となります。
- 縦横に交差するミシン(スリッターミシン)は対応可能です。
図③のジャンプミシン不可とは、赤丸箇所をご覧いただきますと交差せずにピタッとミシン加工が止まっております。一方図④では二本のミシン線が交差しているのがわかります。図④のように各ミシン線が完全に交差する「スリッターミシン」には対応可能ですが、図③のように交差させない「ジャンプミシン」には対応しておりません。
ミシン切り取り線のデータについて
ミシン切り取り線をデータ上に作成した方が良いですか?と聞かれることがありますが、線はあっても無くてもどちらでも大丈夫です。ただし線が印刷データとして存在している場合、一切の誤差なく線の上にミシン加工を施すことは難しいため、コンマ数㎜のズレは起こります。
切り取り線とミシン加工のズレが気になる場合は、あらかじめデータ内に切り取り線を作成されないようお願いいたします。ミシン切り取り線のデータは不要ですが、目印は必ず必要となります。