モノクロ平綴じ冊子は社内資料やメモ帳によくご利用いただいております。
無線綴じ冊子についても詳しく見てみる。
200ページを超えるページ数や高級感と強度をお求めのお客様にオススメです。
中綴じ冊子についても詳しく見てみる。
細部まで目を通したい資料には、大きく冊子が展開する中綴じがオススメです。
印刷・製本加工について詳しく見てみる。
各種印刷、製本・加工について詳しく解説しておりますので、ご利用前に是非一度ご覧ください。
・簡易的な冊子におすすめ
「モノクロ平綴じ冊子」とは、無線綴じのように、表紙でくるむ製本ではなく、1ヶ所、もしくは2ヶ所をホッチキスで止める製本方法です。
ホッチキスで固定したあと、クロステープやマーブルテープを装着し、メモ帳などのように利用いただく加工にも対応可能です。
クロステープ加工、マーブルテープ加工におきましては、自動見積もりラインナップには含んでおりませんので、ご用命のお客様は直接お問い合わせください。
ホッチキスがむき出しとなるため、見栄えはあまりよくありませんので、クロステープやマーブルテープ(※下記画像参照)で装飾されるケースが多いのも特徴です。
ホッチキス二カ所で止めているだけなので、無線綴じと比べると強度は低く、また頁数が多い場合はホッチキスが貫通できずに本がばらけてしまう為、平綴じ製本では綴じる事が出来なくなるケースもあります。
メモ帳、伝票などによく選ばれている製本方法ですが、社内資料や決算書、予算書などに採用される方も多い冊子となります。
弊社の印刷機は、トナー(コピー機と同様)ではなく、植物性油を使用した環境問題にも配慮したインキを使用しております。
・モノクロ平綴じ冊子注意点
弊社の「モノクロ平綴じ冊子」をご利用いただく場合、ご入稿いただくデータに取り決めがございます。
ご入稿いただくデータは必ず2ページ刻みの偶数ページ数でご入稿ください。表を1P、裏を2Pと数えます。
本文データを作成いただいて、どうしても2ページの倍数にならない場合は、メモページなどを挿入いただくか、真っ白のページを足した状態でご入稿ください。
平綴じ加工が可能な最小本文ページ数は「8ページ」から、最大本文ページ数は「196ページ」まで対応可能です。
最大本文ページ数196ページとなっておりますが、選択される本文用紙の厚みが分厚すぎますと、ホッチキスの固定が弱くなる恐れがあります。
その場合は事前にその旨をお伝えし、用紙変更のご提案をおこないます。
・丁合方法
弊社が使用する製本機械は、2ページ毎に丁合(機械にてページを順番に並べる作業)をおこないます。これを「ペラ丁合」と言います。
16ページに折ってから無線綴じをおこなう機械を「折丁合」と言います。
それぞれ役割や違いがあり、メリットデメリットがございます。
ペラ丁合のメリットは、2ページ刻みで丁合可能なため、ページ構成の制限はなく、色扉合紙や折込の挿入場所も選びません。
デメリットは、落丁や乱丁が起こった際に見落としやすいことが挙げられます。
一方、折丁合のメリットは何千何万冊といった大部数冊子に使用する場合、製本費用が非常に安くなります。また16ページが一つになるため、落丁や乱丁を見落としにくくなります。
デメリットは8、16ページで割り切れないページ数(半端)が出た場合、折加工代が高くなります。また色扉合紙や折込を挿入する場合、貼り付け作業が別途発生するため、時間と費用がかかります。
どちらもメリット、デメリットはありますが、作成されたい冊子に適した加工方法を選ぶと良いと思います。よくわからない場合は、お気軽にご相談ください。
・用紙の選び方
★モノクロ平綴じ冊子をお考えのお客様で、用紙の選定にお悩みの場合は、以下をご参考にしてください。
平綴じは本文と表紙をホッチキスで固定します。ホットメルト糊を使用しないため、背の部分の波打ちなども起こりません。
そのため無線綴じとは違い、表紙に使用する用紙と、本文に使用する用紙が同等の厚みでも問題ありません。
本文に上質55kg、表紙にも上質55kgを使用しても全く問題はありませんので、より安価に作成することが可能です。
表紙に色上質紙を使用することで、少しのアクセントになりますし、高級感も少し演出できます。
また表紙だけをカラー印刷にするなど、色々な組み合わせが可能です。
本文ページ数が最大196ページ付近の場合、厚みのある用紙を本文に使用しますと、ホッチキスが止まらない可能性があります。
また、用紙は分厚くなるほど、重みも増すので、多ページになる冊子に厚みある用紙はオススメできません。
100ページを超えてくる場合は、上質55kg(厚み0.08㎜)上質70kg(厚み0.1)あたりをご選択いただきますと間違いないと思います。
色上質中厚口、厚口でも綺麗で良いでしょう。
ワンポイントアドバイス!
・本文が上質55kgの場合、表紙に上質55kgを使用しても無問題
表紙だけを色上質にすることで高級感アップ!
・本文が100ページ以上の場合
上質55kgもしくは上質70kg、色上質中厚口、厚口がオススメ!
・印刷絵柄の裏透けについて
本文の裏透けについてよく質問をいただきますので、記載しておきます。
本文に上質55kgなどの薄い用紙を使用した場合、本文文字や絵柄や写真、イラストが、ページをめくった時にぼんやり透けて見えてしまいます。
印刷面に干渉するほど透けるわけではありませんが、気になさる方は非常に多いです。
その場合は本文用紙を厚くする、または書籍用紙を選択することで軽減できます。
お手元にある冊子を蛍光灯に透かしていただきますと、イメージいただけると思います。