検定委員として

先日、他県の某大手印刷会社様からの依頼を受け、外国人雇用に関する印刷技能検定の検定委員として試験に立ち会わせていただきました。
定められたルールの中で、出来上がった印刷物の仕上がり品質のチェック、取り組む姿勢に問題がないかなど、様々な基準に則り評価させていただくといったものでした。

私自身、印刷業界には長く従事しており様々な印刷機械を使用してきましたが、最新の大型機械を間近で見て機械技術の発展に驚きました。
ほぼ全て自動で制御されていて、最終的な微調整をオペレーターがおこなうだけで、それなりに綺麗な印刷物が出来上がってくるので、オペレーターの負担は随分と軽減されている印象を受けました。
私がオペレーターとして働いていた頃は、手動調整が基本で「感覚」「経験」で綺麗な印刷物を作る。といったものでしたが、今はそのあたりが昔ほど必要ないといった感じなのですね。

試験終了後に最新鋭の印刷機械、製本機械を見学させていただき大変勉強になった1日でした。緊張の面持ちで必死に試験に臨む外国人の方々に対しても新鮮で微笑ましい気持ちになりました。非常に有意義な1日をご提供いただき感謝いたします。
私の採点を基に最終的な合否は県が決定するようですが、外国人の方々が合格することを願っております。